新聞の投書に、無能な公務員はさっさと辞めろって書かれてた。それもすんごい言い方で。

 よく公務員は無能だって言われるけどさ、まぁ確かにその通りな人もいるけど、あたしもその一部かもしれないけど、でも、あんまり言われると本当に無能になっちゃいそう。
 無能無能って言われ続けてたら、誰だってやる気無くしちゃうと思わない? 無能だバカだって意見のために、地域の役に立ちたいと思う気持ちがくじけたりしない?

 そんなに公務員がバカだと思うなら、いっそ殺すほど誉めてみたらどうだろう?

「すごいねぇ」
「ありがたいねぇ」
「さすがだねぇ」

 きっと公務員、大喜びで仕事に励むよ。誉められたこと無いから、誉め殺しだって誰も気付かないもん(笑)。

 投書とか見てて、何が面白いかって、同じ「市民」でも反対意見の人っているんだなぁと。
 老朽化した施設の改築を早くしろ、という人もいれば、まだ我慢しろって言う人もいるし。一回討論させてみたいもんだ(笑)。(←でもあまりききたくねぇな(笑))

 うちの図書館も散々叩かれる対象になってるけど、でもお客さんが

「これ読みたかったの!」
「そう、この本!」
「面白かったよ!」

って言ってくれるから、嬉しくって、その言葉がもっと聞きたくて、頑張れるんだもん。

 ダメ職員、確かに多いけど。
 ホントにうちの役所にはいいところが一つもありませんか?
 ありませんか?


……一つもないなら作るまでよ!(笑)

あけおめ〜♪

2001年1月1日
今気付いたのだけど、日記の壁紙がうっすらと
雪模様だったのだね(笑)。

館長から年賀状が来た。
「図書館の命運は君の肩に掛かっている」だって。
冗談でも、やめてくれよ館長……。

忘年会の季節です。

2000年12月21日
役所の組合の忘年会。
課の忘年会。
図書館の忘年会。
近隣施設との合同の忘年会。

多すぎ。

泣いちゃった♪

2000年12月18日
今日はお客さんに泣かされてしまいましたよぅ(笑)

 うちの図書館はパソコン使用禁止なんだけど、どうしても使いたくてしょうがないお客さんがいてね。

 本借りなくても資料作れるじゃない? スキャナーでバンバン読み込んでさ、っていうのが彼女の言い分。

 10年前に建った図書館。先読みが甘くて、こんなにパソコンが個人に普及するとは思わなかったので、パソコン室などというものはない!(←威張るな)
 いずれパソコン使用が解禁になるとは思うけどさぁ。先読みしていかないと、今みたいな事になって、後の職員が困るから、もう少し色々な事例を見ながら考えたいのだよ……。

 で、彼女は私にとくとくと説くわけ。IT革命がどうの、市民サービスがどうの、延々と。

 いいよ? 意見は拝聴します。でも、彼女、館長の居ないときに限って来館して、毎回私に説くんだよ……(泣)。ぜひ館長に言ってくれよ。ああ、なんであたしゃ当たりが良いんだろう(泣)。

 で、此処数日風邪気味だったから、鼻をぐすぐすすすったのね。そしたら彼女、泣いてるのかと勘違いして(爆)。
 「ああ、泣かないでよ〜」と言ってくれたので、こっちも「済みません……」と言いながら手を目元に当てたりとかして(オイ)。
 で、丁度別のお客さんが来て、そこでお終い(爆)。


いいんでしょうか、こんなんで(汗笑)。

ちなみに「図書館資料を元に」パソコンを使う、というのがその言い分。それはすごく有り難いと思っているのだよン。

庁内レファレンス。

2000年12月16日
★新聞の記事調べ
 「シリーズものの記事で、×月○日の新聞の夕刊に第2回が載っているから、第1回目を見つけて欲しい」というのでした。
 日付と新聞名が分かっているから楽勝、と思ったら。
 逆算して、第1回目が載っていると思われる日にちを見てみたら……あれ、夕刊がない? 日曜日じゃん?? さかのぼったり、降りていったりして夕刊を調べまくったけど、連載記事すら見つからない(汗)。
 もしやと思って、朝刊を見てみたら……あった(爆)。
 んもー! 夕刊って夕方に来るヤツだよ! と一人叫びながら、記事コピーを提出したのでした(笑)。

★外国のこと。
 「アンネ・フランクが最後に亡くなった『ベルゲン・ベルゼン収容所』について知りたい」とのこと。
 「アンネの日記」がらみで幾つか探しだし、ホロコーストやナチ系の資料からも……とこれは結構楽勝。すごく勘が冴えて、手に取る資料に何らかのヒントが載っていて、おお、ぼくもまんざらじゃないじゃ〜ん! とか思っていたら。
 内容確認をしていたら、何故か見たことのある……ってこれ、前にも同じ依頼を同じ人から受けて、同じ本を出してたじゃーーーーん!!(爆笑)
 ちゅーか、前の資料をどうしたんですかーー!!(爆笑)

手首。

2000年12月15日
 手を洗ったとき、右手の手首にやたらと細かい傷が走っていた。横に、水平に幾つも幾つも。
 わあ、ぼくったら何時の間にリストカットを!? と思ったのだけど、よくよく考えてみたら、午前中いっぱいかかって、段ボールから本を出していたんだった。
 段ボールで指を切ったことはたくさんあったけど、手首は初めて。しかもこの細さは段ボールじゃなくて……パッキング用のミスOA用紙らしい。紙類はリサイクルBOXに入れるので、しわしわぎゅうぎゅうのOA用紙のシワを伸ばしていたときに、ピッと切ってしまったらしい。

 図書館に勤めて6年になるけど、リストカットは初めてでした……って違うって(爆)

吹雪。

2000年12月12日
事務室の背後が大きな窓。
今日は一日中座って仕事をしていたために
冷気が襲ってきて大変でした(泣)

つけ。

2000年12月10日
まわってきてまーす!(自爆)

ああでもこう言うときに限って、どうして
HPの更新がしたくなるんだろう!(爆笑)

ビヴァ! 紙芝居!!

2000年12月5日
 どかーっと紙芝居を購入してみました。
 うちの図書館、何故か紙芝居の請求記号は「通し番号」で管理してるので(爆)、一冊一冊にまた番号を振り直し(アハハ~)
 どかーっと買うものじゃないなぁと、しみじみ思いながら、番号振ってました(笑)。
 指のささくれから血ィ吹き出て、危うく新品の紙芝居が血塗られる寸前でした。くわばらくわばら。

手抜き。

2000年12月2日
 昨年に比べて格段に仕事が増えてしまっているので、他の人に任せて良いところは、どんどん任せなさい、とあちこちから言われる。そうでないと仕事に押しつぶされちゃうよ、と。

 わかってる。

 こなしきれなくて、どんどんしわ寄せがフロアワークに来てるしね。
 でも、どうしてだか他人に任せられないんだよ。なんでだろ。信頼してないわけじゃない。人生経験も職務経験も、ぼくより上の人たちばかりだもの。
 ナギはしゃべりが下手なので、仕事の流れやポイントを要領よく説明できない。あれこれ説明している暇があったら、自分でやっちゃった方が早い、と思ってしまう。

 それに、段ボールから本を出したりするのは、やっぱり自分でやりたいんだよね。何の本が今週届いたか、把握したい。台帳見てチェックすればいいじゃない、と館長に言われたけど、それだとぼくは覚えられないんだよなぁ。厚さや重み、大きさ、色、字体、デザイン……本の装丁を見ないと把握できない。一時台帳チェックだけで収めていたときもあったけど、やっぱりわかんなかったもの……。

 ある意味、仕事人としては欠陥だなぁと思うけど、いやもうこれ、趣味だから(笑)。
 好きなことは、手を抜きたくないし、他の人に譲る気持ちもありません♪

 そしてまた首が締まっちゃうんだろうなぁ(笑)。まぁ、でも、ギリギリにならないとエンジンかからない性格でもあるから(←貧乏性)、きっと何とかなるでしょう♪
 考えがまとまった、という訳じゃないけど、他の人の意見も聞いてみたいので、書いてみます。

 前に、「図書館の職員数が増えないのは、ボランティアがたくさんいるからじゃない?」みたいなことを言われたことがあった。
 これって、ボランティアをしてくれる人にすっごく失礼じゃないか!? しかも、その時ボランティアの人がそばにいたんだよ!!
 「じゃああまり頑張らなくていいのかしら?」ってその人は笑って言ってくれたけど、相当悲しかったと思う。

 もともとボランティアっていうのは、先駆けるという意味により、自発的に何かをする人のことだと思う。最近の例を取ると、災害や事故を見て、自分にも何か手伝うことができないか、という気持ちになって、動く。そういうことが本義だと思う。

 本当は、ボランティアグループでない者が、ボランティア募集、なんてしない方がいいのかもしれない。
 イベント主催者や官公庁(もちろん図書館含む)は、仕事をこなすのに万端な状態を、始めからきちんと確保しなくちゃならないはずなのに、募集するなんて、「資金足りません」「人材足りません」って言ってるようなもの。
 じゃあ市民から集まった協賛金や、税金はどこに使われてるの? とナギは不審に思ってしまう。

 長野五輪や、来年夏に秋田で行われる「ワールドゲームズ世界選手権」も、ボランティアの力が必要不可欠、って言われてる。ナホトカ号の重油くみ取りボランティアも。
 でも「正スタッフの十分な確保」って、本当は行政や主催者側がいの一番にやるべきことじゃあないのかなぁ? そのために税金やら何やら持って行ってるんでしょ?
 まあ五輪もワールドゲームズもナホトカ号も、深く調査した訳じゃないから、見えないところにどういう事情があったのかはわかんないよ? これっぽちのお金でどうやって五輪開けってかー!? って、毎日五輪正スタッフは泣いていたかもしれないし……。

 でも、ボランティア、という言葉だけが先に行ってしまって、する側よりも受ける側の態度(みたいなもの)が、ボランティアされて当然、っていう風になってしまっていないかなぁと思うのだ。

 だから、今図書館で読み聞かせや書架整理をしてくれてるボランティアも、最終的には「少しずついなくなる」のが正解かもしれず。

 でも社会教育や生涯学習の観点からして、必ずしも施設の自立応援(余り言葉良くないな)の為にボランティアする、というのは無く、むしろ自分の趣味を活かすためのボランティア(自分の子どもに読み聞かせしていたけど、子どもが大きくなってしまって聞いてくれなくなったから、とか(笑))、というのが好ましく望ましい、というような感じになってきてますけどね。ぼくも、そういうのなら大歓迎。

 ああ、長い。長い上に意味不明。
 まだきちんと考えがまとまったわけじゃないから、おかしいとこだらけです。考え方自体、おかしいかもしれない。
 でもまあ、ボランティア担当になってから、常々思っていたことなので。

…担当業務多いよ…十分なスタッフをくれよ、市長〜〜!(笑)
 今日、NHKの「プロジェクトX」を見たかったんだけど、チャンネル争い(爆)に負けて見られず……。
 重油くみ取りのボランティアについて、だったから、結構興味があったんだよねぇ。
(新聞の番組紹介を見てる分には、美談部分の話らしいんですけど……)


 重油くみ取りや、阪神大震災などの災害ボランティアはまあ別として、イベント……スポーツ大会やお祭りがあるごとに、主催者側が「ボランティアスタッフ募集」って広告出すのはどうだろうと思うの。
 これって、ボランティアの本来の定義からずれてるんじゃないかなあと思うんだけど、どうだろう?

 ……うーん、色々思うことはあるけど、すっげ辛口になりそうだし、よくまとまらないので一旦ここでお終い(笑)。

 「プロジェクトX」を見た方、感想くださいませ〜。
リンク

今日はお休み。

2000年11月18日
仕事がおやすみだったので、今日は書くことなし(笑)。

最近デスクワークばかりで、全然フロアに出てません。
レファレンスの感が鈍るし、書架は笑っちゃう程乱れてるし。
何とかしたいなぁ……って自分の机仕事をちゃっちゃと終わらせたら
いいんじゃないか!!!(爆)

とりあえず、いろんな資料を作ってた今週でした。

お願い……

2000年11月14日
お願いだから、新着図書コーナーに
昔の本を並べるのだけは止めて(泣)

いちいち奥付見る必要なんかないんだよ?
背表紙の請求記号がついてるシールを見れば
すぐわかるじゃん。

昔のは三段になってるシール。
ここ数年のは一段のシールだよ。

こんなのも、いちいち言わなくちゃいけないのかなぁ……。
ぼくよりもずっと長く勤めてる人なのに……。


そしてごめんね書店さん……
今日も伝票整理ができなかったよ(泣)
 国際子ども図書館は、上野の公園の中。日曜日なうえ、周りでいろいろ展覧会をやっててすっごい人出。いや、これが普通? 今日、祭り?(笑)

 で。国際子ども図書館ったら、館内の写真撮影はダメなんだって。内装とかいろいろ撮りたかったのに……。ということで、玄関先でポーズ(笑)。

 まずは4階。絵本を自由に読めるコーナー。親子連れが多い……というより、大人が多いです(笑)。
 日本の絵本を外国語訳したものなどもたくさん置いていた。「100万回生きた猫」がタイ語(?)に訳されてたんだけど、それがまた絵柄とぴったんこ。
 「はらぺこあおむし」が、いろんな大きさの絵本で出ていて、それが一列にからっと展示されてるのが可笑しかった(笑)。一番大きい絵本は、広げると1メートルは優にあるだろう。今度買おうっと(笑)。

 3階。外国の読書週間のポスター展をやってた。どのポスターもすごく素敵。これ、複製で売ってくれないのかなあ。「このポスターを飾るので」という理由で、県やら各種団体から送られてくる要らないポスターを貼らなくて済むのに(笑)。
 小さなテラスがあって、木立で日光が遮断されてる。でも木漏れ日はきらきら。ここで読書ができたら気持ちいいだろうなあ。

 2階。ここは資料室。持ち物はロッカーへ置いて、入室許可証を書かなきゃならない。一行の誰もがこんなん書いたの初めて。18歳未満の利用はできないし。国会図書館の分室、みたいな役割だから、しょうがないか。
 各国の絵本や児童書に関する本がずらり。憧れの「梯子を使って天井近くの本を取る」図書館である♪ でもその梯子がホームセンターで売ってるようなアルミ梯子だったのががっくり(>_<)
 梯子の書架は、理想というか憧れ。公共図書館でコレやったら、じーさんばーさんから文句が出るに違いない(汗)。
 ああでも羨ましい……。

 中国の絵本コーナーで「封神演義」でおなじみのナタの飛び出す絵本が!! 出版社を控えたかったけど、取り寄せできないだろうて(笑)。
 あ、ちなみにぼくのいう「封神演義」はジャンプの方じゃないです。安能版ね(笑)。

 面白かったのが、ウルトラマンや仮面ライダーの「テレビ絵本」までもが収蔵されているところ。
 国内全ての出版物を集める、のが国会図書館だから、その「分館」みたいな国際子ども図書館も同じ収集方針なんだろうな、とわかってはいたけど、実際目の当たりにして……やっぱり呆気に取られちゃいました(済みません(爆))。

 1階はエントランスと喫茶店。喫茶店には入りませんでした。

 ざっと見ただけだから、あまり偉そうなことは言えないけど、資料室は結構ナギの理想に近い形だなあと思った。
 いや、入室許可証とかそういうのじゃなくてね、「知りたい」と本気で欲求する利用者と、それに全力で応える職員の関係、というのが。

 公共図書館、国立の図書館、民間の図書館と、立場や対象とする人が違うから、一概にこうとは言えないけど、今回見た二つの図書館は、お客さんとの関係がすごく羨ましいなあと思った。設立テーマが明確、というかんじ。

 うちの図書館は、今、内部であれこれ問題が起きちゃって(爆)、それがお客さん側に影響が出ないようにするのに手一杯(爆)。
 あ、問題と言っても、職員同士の仲が悪い、とかそういうのじゃないからご心配なく(笑)。

 やっぱり、それを目的にやってくる人、というのは強いのだと思った。
 子どもに良い本を読ませたい、という目的。
 資料として収集・保存し、必要なときに的確に提供したい、という目的。

 ぼくの目的は、なんだろうね。
 なんだったんだろうね……。
 出張は、お話のボランティアをしてくれているメンバーと一緒に行きました。というか、メンバーからのお誘いがあって、それに館長が「いいよ」って言ってくれたので。
 ゆえ、役所からの出張手当はナシ(笑)。

 見学したのは東京子ども図書館と、国際子ども図書館。
 まずは東京子ども図書館から。

 東京子ども図書館は、中野区の住宅街にある小さな図書館。公的なものじゃなくて、財団法人。
 家々の間にひそ〜りと建っているので、見つけられずに通り過ぎる一行(笑)。近くを歩いていたおじさんに聞いて、ようやくたどり着く(笑)。
 レンガ作りの外観。屋根には風見鶏。こういう「いかにも図書館」という雰囲気、大好き! やっぱり図書館は「別世界への入口」であって欲しいから。
 まずは館内見学。地上2階、地下一階。狭い!(笑)
 児童室は靴を脱いで座れる絨毯フロアがある。本棚で周りを囲われる感じで、ちょっと隠れ家みたい。子どもって「隠れ家」が好きだよね。
 本棚は余裕があって、ブックエンド代わりに物語の主人公の人形が本を支えてたりしてる。「エルマーとりゅう」のりゅうが居て、欲しかったー!(笑)
 本の内容は、さすが子どものベテランだけあって、「良い本」をきっちり押さえてる。ナギ的にはもう一つ「遊び」本が欲しいところだけどね(笑)。でも公的資金が出ない、限られた予算の中からじゃあ難しいところだろうな。

 お話の部屋、というのがある。暖炉の置かれた小さな一角。そこに子どもたちを集め、職員がお話をするそうな。読み聞かせや、お話を覚えてする「語り」などだそう。
 11日はおはなし会の日で、その様子を見せてくれるのかな、と思ったら、ダメだって(笑)。子どもたちだけのため、なんだろうなあ。
 でも、ぼくらの為に語りを二つと読み聞かせを一つ、おはなし会の始まる前にしくれました。
 「おはなしのろうそくに火がつけましょう。ろうそくが灯ったら、静かに聞いてて下さいね」
 と、赤いろうそくに火がつく。
 語りはさすが! 観客をずっと見ていられるから、決めのせりふなんかは効果的。ぼくも一つくらい覚えようかなあ。仕種や声の調子で、幾通りにも演出できそう。
 読み聞かせは、話の進行とともに、ページめくりのスピードも変えるのが新鮮。ぼくらのほうでは、余りバタバタした展開のものはやらなかったから、こういう演出も面白いかも。

 ろうそくを吹き消すのは、その月のお誕生日の子だって。
「お願いをしながら吹き消して下さい」

 おはなし後、地下の資料室にて講義。いろんな児童図書に関する本がたくさんあって、居心地がいいけど……寒かった(泣)。

 地下の絨毯は飛行機のタイヤの内張りのリサイクルなんだって。飛行機を支えるだけあって、すごく強い。本がぎっしりの本棚を載せても、少しも沈んでないもの。設計は、図書館を幾つも建てて、自分自身も図書館はこうあるべき、という理論を持っている設計士さんだそうで。業者間の板挟みになった(というはなしの)ウチとは大違い(笑)。

○おはなし会に向く話(絵本)
 ・絵がハッキリしているもの。
 ・物語の視点が一定であること。
 ・絵と話のバランスが良いこと。
 ・エピローグが少なく、パチンとすっきり終わる話であること。

○おはなしのテクニック
 ・見開きに2場面ある絵本の場合は、次の場面の絵をほんの少し斜にしてわずかに隠す、ぐらいにしたほうがいい。(紙を挟んで隠すこともできるが、子どもがそちらの「しかけ」に気を取られるから)
 ・見開きに、動作などが数場面続いてある場合は、ちょっと指を差す、というような「補助」をしてもいい。

 ……こんな感じかな?

 とにかく「子どものために」ある図書館だったから、そのプロ意識の徹底がすごかった。どの職員も、子どもと本のために居る。羨ましい。
 コンピュータ化されてないから、貸し出しや統計の処理が大変だろうけど、それは職員の手間の話。子どもたちは、ひと手間かけることが好きだから、カード書きなどを喜々としてやってる。
 おはなしの主人公を探すゲームをしかけて、普段自分からは手に取らない本を読むようにしたり、そういうの、今度やってみようかな。

 図書館、という一種の「異空間」を、大切にしている東京子ども図書館。ぼくが勤める公共図書館じゃあ「異空間」の演出はほどほどにしないとアカンのだけどね。
 でも小説はもちろん、普通の調べものをするのも「未知の世界への遭遇」に違いない。そう言う意味での「異空間」を出していければ良いなあと思った。

出張!

2000年11月10日
ボランティアグループが東京子ども図書館と
国際子ども図書館を見学に行くということで、
ぼくもそれにくっついていくことに♪

11日と12日、東京の図書館に出没します♪

東京子ども図書館では、おはなしの技法やら
手遊びなどの講習を受ける。
国際子ども図書館は見学のみ(笑)。
どちらもすごい楽しみ。

本日の寝台列車で旅立ちます。
結果レポートをお楽しみに♪

おはなしの出前。

2000年11月9日
2000年は子ども読書年、だそうです(笑)。
それにあやかった訳じゃないけど、
ボランティアの読み手をつのって、市街地から外れた学校に
おはなしの読み聞かせの出前を行った。
図書館で、おはなし会やら人形劇やらの行事を行っても、
郡部に住んでる子どもたちはなかなか来ることができない。
図書館側も、参加人数が少なくなってきて困ってる。
だったらこっちから打って出よう! ということで企画されました。
図書館としても初めての行事。
受け入れる学校側も初めてだし、
読み手だって、今まで子どもや孫に絵本を読んだことはあったけど、
全くしらない大勢の子どもたちに読むなんて初めて。
初物づくしのこの試み、どうなることやら……。

1年生から3年生、合計26名が図書室に集まって、
ござ(笑)をひいた床に座ってくれている。
先生からの紹介後、まずはナギが「つかみ」として手遊びをする。
歌にあわせてグーチョキパーを出していくので、
どんどん歌を早くしていって……という遊び。
うむ、反応は上々だ(笑)。

そしてAさんに絵本「どろぼうがっこう」を読んで貰う。
この「どろぼうがっこう」コミカルなお話なので、
あちこちからクスクス笑いが漏れる。オッケー!(*⌒▽⌒*)

次はBさんの紙芝居「いちばんいいおくりもの」。小川未明の作品。
淡い絵柄が後ろの子に見えるかなと心配だったけど、
予想以上に綺麗に映えて良かったよかった♪

最後はCさんの絵本で「雪女」のはなし。
「マンガ日本むかしばなし」の市原悦子似の語り口調で、
子どもたちは怖がるこわがる(笑)。
どうしてか子どもって怖い話がすきだよねぇ(笑)。

感想を幾つか聞いたけど、面白かったって言ってくれて
本当に良かった。
中には「どろぼうがつかまってよかった」とか
「雪女がたくさん子どもを産んだのがすごいとおもった」とか
そういう感想もあって、ああオトナの視点だけで
本を選んだらあかんなあと痛感した。

図書館から「おみやげ」として持ってきた30冊の本も、すぐに売り切れ。
3時間目がお話の時間だったのだけど、
4時間目もそのまま本を読む時間になったそうな(笑)。

後で先生からうかがったことだったけど、
すごい人見知りで内気な子が、自分から手を上げて
感想を言ってくれた、とのこと。感激!

これからもずっと続けていきたい企画だけど、
如何せん担当者のぼくが、車を運転できないというのがネック(笑)。
やっぱり練習した方がいいのかなぁ。
ゴールド免許もとったことだし……ペーパーで(笑)。

子どもたちが読み聞かせを好きになってくれて、
自分でも本を読むようになって、
いつか、低学年の子や自分の妹や弟に、本を読み聞かせして
くれるようになったらなあと思うのです。

ふんが〜!

2000年11月8日
予算編成だ発注だなんだかんだで
いそがしー!!(>_<)
明日は明日で小学校でおはなし会。
うぎゃー! F社のデモが見られないー!!

ぎゃーす!!(泣)
DDRのお友だちのよっし〜さんとshikoさんもダイアリーノートを付け始めたようなのでさっそくリンク♪ よろしくね〜☆

 今日は普通の文章のように書きたいのでそう書く日(笑)。

 よっし〜さんの日記ともちょろっと関係が出て来るんだけど、そろそろ図書館のコンピュータシステムが更新するらしい。
 らしい、といのは、予算が付くかどうかわからないのさ〜(爆)。
 今使ってるのは6年も前のシステムだから、
「インターネットで蔵書検索♪」っていうのに対応してないの。
 市民からがーがー言われてるんだけど……、みんな、対応してないコンピュータなんだからさ、無理言わないでくれよ(泣)。最新機種に変えるから、と言っても、税金アップしたら怒るでしょ?(爆)

 幾つかの会社の図書館システムのデモを見せて貰ったけど、どれも一長一短かなぁ。結局古くても、シンプルで使いやすい今のが一番いいってことになる。あんな機能やこんな機能が付いていたらって、古いのを使ってていつも思うけど、いざデモを見てみると、「え、この機能いらない! だって使わないもん、もったいない!!(笑)」っていうのがかなりある(笑)。

 システムは勿論重要だけど、業務の基本はさほどかわらないから、あとはどれぐらいスピードアップするか、ということかなあ。蔵書検索を三カ所でやっても、処理スピードが落ちないのがいいね。システム的には、実はどこのメーカーもあまり大差ないに違いない。
 いや、まだ2社しか見てないけど。

 ぼくにとって重要なのは、操作性。
 バーコードスキャナーの読み込みの良さはどうか。キーボードに貸し出しや返却、それぞれの機能が割り振りされてて、いちいちマウスを使わなくても良いようになっているかどうか。割り振られてても、片手でそれが使えるかどうか。シフトキーを押しながら、なんて悠長なことはやってられません、現場じゃ(笑)。
 これって、システムの良さよりも大切だとおもうけど、どうでしょ?

 で、毎回ぼくは「スキャナー触っていいですか?」って言って、触りまくるんだけど(笑)、ひっくり返したりバーコードリーダーの所をのぞき込んだりしてる。
「このボタンなんですか?」に始まり、いろんな質問するんだけど、そこで何故かデモの方々に笑われるんだよ(爆笑)。なんでだーー!!(笑)いいじゃん、本当に使うのはぼくなんだからー!
 ということで、まだナギが理想とするスキャナーにはまだ巡り会ってません(笑)。

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