○「くまのビーディくん」ドン・フリーマン作

※あらすじ※
 ビーディくんは、おもちゃのくま。セイヤーくんがいつもネジをまいてくれて、一緒に遊んでいます。ある日、セイヤーくんが出かけてしまったあと、勇敢なくまになるためにビーディくんは山のくまのほら穴に出かけます。

※感想※
 白黒の絵で、少し荒々しい感じがしますが、その力強い線はきっとずっと色あせないんでしょうね。発行されてからもう何十年も経っているのに、読み継がれているのは、おはなしもさることながら絵の魅力もあるのでしょう。
 大人にとっては、先の読めてしまう展開なのですが、子ども達にとってはどうでしょうか? 例え先が分かっていても、ラストでセイヤーくんがビーディくんに言った言葉を、みんなも言われたいと思っているんじゃないかなぁ。
 おはなし会では、小さな子から中高生まで、大丈夫な本だと思います。かえって年齢の高い子のほうが、ストレートにメッセージを受け取るかもしれません。遠目は充分にききますが、本がちょっと小さいので、あまり大人数のおはなし会には向かないかも。へんてこな絵で日本昔話を大型絵本にするよりも、こういう絵本を大型にして欲しいなぁ。版権の問題があるんだろうけどさ。
 「こんとあき」同様、読みながら泣いてしまうので未だおはなし会では披露できない絵本であります(笑)。

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