○その1

 インターネット端末を使ってる小学生。しかし何度検索しても、目的のものは調べがつかない様子。
「何を調べているの?」と訊いたところ、

「花のつく熟語」

 ……………………そぃだっけ本みれ、本!!!


○その2

 「インターネットで調べものをしたいんですけど」という小学生。使い方わかりますか、と訊いたら「ううん」。

「でもね、先生がインターネットは何でも調べられるから、便利だよっていってたから」

 ……………………確かに間違いではありませんが?

**************

インターネット、という言葉の響きには、何でもすぐに調べがつく、という印象があるようです。
 それは間違いじゃないのですけれど、世の中には「向き・不向き」というものがありまして。
 辞書や事典をちょっと調べれば済むようなことを、わざわざインターネットで調べることはしませんでしょ? 
 でもね、今や辞書の引き方を知らない子どもの多いこと多いこと! 学校では引き方を教えてないところもあるそうです。調べるための基本中の基本を教えずして、何が総合的な学習かや? インターネットをさすらっている子ども達を見ると、涙がちょちょぎれます。

 インターネットには、様々な情報があります。調べたい事柄への手がかりもたくさん落ちています。
 けれどそれは、その情報を得る側、つまり僕たちや子ども達が、どの情報を使うか、よく吟味して取捨選択しなけりゃならない情報なのです。例えば新撰組に関する情報を集めたいのに、出てくるHPには「新撰組燃え!」なものから「新撰組萌え!」なものまで、たくさん混じっているンですから(笑)。
 まあソレは極端な例としても、「情報を吟味する能力」が未だ発達してない子たちが、安易にインターネットに走るのはどうかと思うんですよね。辞書・事典、新聞、TV、インターネット等々、様々なメディアに描かれている情報を比較検討する、というならいいんですけどね。

 総合的な学習によって、生きる力を育てよう、とのお題目ですが、生きる力、というと、どうしても「もののけ姫」とか「千と千尋の神隠し」を連想してしまいます(笑)。
 が、子ども達には、「もののけ姫」でアシタカがおばば様に言われたように、様々な物事を曇りなき眼で見定めて欲しいなと思います。

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