おはなしの出前。

2000年11月9日
2000年は子ども読書年、だそうです(笑)。
それにあやかった訳じゃないけど、
ボランティアの読み手をつのって、市街地から外れた学校に
おはなしの読み聞かせの出前を行った。
図書館で、おはなし会やら人形劇やらの行事を行っても、
郡部に住んでる子どもたちはなかなか来ることができない。
図書館側も、参加人数が少なくなってきて困ってる。
だったらこっちから打って出よう! ということで企画されました。
図書館としても初めての行事。
受け入れる学校側も初めてだし、
読み手だって、今まで子どもや孫に絵本を読んだことはあったけど、
全くしらない大勢の子どもたちに読むなんて初めて。
初物づくしのこの試み、どうなることやら……。

1年生から3年生、合計26名が図書室に集まって、
ござ(笑)をひいた床に座ってくれている。
先生からの紹介後、まずはナギが「つかみ」として手遊びをする。
歌にあわせてグーチョキパーを出していくので、
どんどん歌を早くしていって……という遊び。
うむ、反応は上々だ(笑)。

そしてAさんに絵本「どろぼうがっこう」を読んで貰う。
この「どろぼうがっこう」コミカルなお話なので、
あちこちからクスクス笑いが漏れる。オッケー!(*⌒▽⌒*)

次はBさんの紙芝居「いちばんいいおくりもの」。小川未明の作品。
淡い絵柄が後ろの子に見えるかなと心配だったけど、
予想以上に綺麗に映えて良かったよかった♪

最後はCさんの絵本で「雪女」のはなし。
「マンガ日本むかしばなし」の市原悦子似の語り口調で、
子どもたちは怖がるこわがる(笑)。
どうしてか子どもって怖い話がすきだよねぇ(笑)。

感想を幾つか聞いたけど、面白かったって言ってくれて
本当に良かった。
中には「どろぼうがつかまってよかった」とか
「雪女がたくさん子どもを産んだのがすごいとおもった」とか
そういう感想もあって、ああオトナの視点だけで
本を選んだらあかんなあと痛感した。

図書館から「おみやげ」として持ってきた30冊の本も、すぐに売り切れ。
3時間目がお話の時間だったのだけど、
4時間目もそのまま本を読む時間になったそうな(笑)。

後で先生からうかがったことだったけど、
すごい人見知りで内気な子が、自分から手を上げて
感想を言ってくれた、とのこと。感激!

これからもずっと続けていきたい企画だけど、
如何せん担当者のぼくが、車を運転できないというのがネック(笑)。
やっぱり練習した方がいいのかなぁ。
ゴールド免許もとったことだし……ペーパーで(笑)。

子どもたちが読み聞かせを好きになってくれて、
自分でも本を読むようになって、
いつか、低学年の子や自分の妹や弟に、本を読み聞かせして
くれるようになったらなあと思うのです。

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